コレステロールを下げるレシピ

食物由来のコレステロール

 

 

 

食物を由来とするコレステロールは、動物性の食材が多くなっています。一般的な食材の中では卵黄が一番コレステロールの含有量が多く、食品100g当りコレステロールは1400mgとなっています。以下、するめ980mg、たたみいわし710g、桜海老素干し700mg、フォアグラ650mg、アンコウ肝560mg、煮干し550mgなどとなっており、ちょっとイメージとは違うかもしれませんが、卵系は他のものでも高い数値になっています。

 

 

これに対して肉類ですが、豚肉は71mg、牛肉は67mg、鶏肉98mgとなっており、コレステロールに関しては低い数値なのです。善玉や悪玉コレステロールといわれるように、全てのコレステロールが悪いわけではなく、もともとは細胞膜、各種ホルモン、胆汁酸、ビタミンD前駆体の原料になる重要な栄養素であり、血液中のコレステロールが低いと、細胞膜や血管が弱くなり、免疫力も低下する等の弊害が生じ、脳出血を起こしやすくなるといわれています。

 

 

但し、ものには程度があるわけで、逆に血液中のコレステロールが増えすぎると、高コレステロール血症、高脂血症、動脈硬化等の危険性や、ひどい場合には脳卒中、狭心症、心筋梗塞になる恐れもあります。

 

 

ちなみに、コレステロールの成人男子目標量は750mg未満、成人女子目標量は600mg未満となっており、これによれば、生卵をひとつ食べればその日のコレステロール摂取量はリミットに近くなるわけです。